<概要>
モンゴル・日本人材開発センター(略称:日本センター)は、モンゴルの市場経済化促進に貢献する人材の育成と、モンゴルと日本の相互理解促進を目的として、日本政府の政府開発援助(ODA)により建設され、2002年6月に開所しました。開所以来10年間にわたりJICAの支援により運営されてきましたが、2012年4月にモンゴル国立大学の付属機関となり、JICAと国際交流基金(JF)の支援を受けつつ、運営されています。2016年4月に開所以来累計来館者数200万人を達成し、2017年には開所15周年を迎えました。
<事業>
ビジネス人材育成(ビジネスコース、コンピューターコース)、日本語教育、相互理解促進をメインに活動しており、さらに、これまでに築いたネットワークを活かし、日本・モンゴル間のビジネス交流の橋渡しにも力を入れています。
<特徴>
日本センターには、以下の三つの特徴があります。
●モンゴルにおいて知名度の高い信頼されている機関
ウランバートル市の中心部に位置し、開所以来累計来館者数200万人に代表されるように、モンゴルにおいて知名度の高い機関です。また、日本政府(JICA・JF)の支援を受けて、質の高いサービスを提供していますので、モンゴルの方々から信頼されている機関です。
●日本語でのサービス提供
日本センターには、常時、日本人のJICA専門家とJF専門家が併せて5名勤務しています。さらに、所長以下、約30名のモンゴル人職員の多くが日本語を解しますので、各種サービスを日本語でご提供することが可能です。
●独立採算運営
日本センターは、その事業による収入により、原則「独立採算」で運営されています。
<設立及び発展の経緯>
2002年1月22日 |
JICA技術協力プロジェクト第1フェーズ開始 |
2002 年3 月14日 |
日本政府はプロジェクトの開始にあわせ、無償資金協力により、センターの活動に必要な施設を建設(総工費4.43億円、7,000m2、総床面積1,520m2 ) |
2002年6月21日 |
秋篠宮殿下・妃殿下ご臨席の下、センター開所式を挙行 |
2007年1月22日 |
JICA技術協力プロジェクト第2フェーズ開始 |
2007年7月16日 |
皇太子殿下ご臨席の下、センター開所5周年記念式典を挙行 |
2009年7月3日 |
開所以来累計来館者数100万人を達成 |
2012年1月22日 |
JICA技術協力・ビジネス人材育成プロジェクトを開始 |
2012年4月1日 |
独立行政法人国際交流基金(JF)によるJF講座開始 |
2012年4月13日 |
モンゴル国立大学独立採算ユニット化 |
2012年6月21日 |
開所10周年記念式典を挙行 |
2015年4月22日 |
JICA技術協力・モンゴル日本人材開発センタービジネス人材育成・交流拠点機能強化プロジェクト開始 |
2016年4月1日 |
開所以来累計来館者数200万人を達成 |
2017年6月21日 |
開所15周年記念式典を挙行 |
2020年4月22日 |
JICA技術協力・モンゴル日本人材開発センタービジネス人材育成・交流拠点機能強化プロジェクト フェーズ2 開始 |
2020年10月19日 |
延べ入館者250万人を達成 |
2022年6月21日 |
設立20周年記念式典を挙行 |
<日本センターの施設>
日本センターには、その事業に利用するため、ロビー、セミナー室(5室)、パソコンルーム、図書室等があります。図書室を除き、センター事業に使用していない場合は、有料で施設の貸し出しも行っています(詳しくは、「会場利用のご案内」をご覧ください。