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「茶道」の講座を実施しました
2019-06-05
モンゴル日本センターでは、5月27日と29日、「日本文化紹介週間」のイベントの1つ「茶道」の講座を実施しました。講師は、2018年3月に当センターで実施しました「市民講座」でも講師をお務めいただきました宮脇 史歩先生に、今回も京都市からウランバートルまでお越しいただき、講座をお願いしました。
講座はまず宮脇先生からご講義をいただきました。ご講義の中で宮脇先生が「“今日の講義で茶道の何を知ったか”と尋ねられた時、これだけは伝えてくださいね。持ち帰ってくださいね」とおっしゃったのが、「茶道の心『和敬静寂』」でした。茶道の精神はこの4つの文字に集約されているそうです。ここでご紹介します。
和 お互いが仲良くすること。
敬 お互いが敬い合うこと。助け支え合うこと。
清 心の中が清らかであること。素直な心。
寂 どんな事態に直面しても動じない心。ゆとり。
講座では、ただ単に「お茶を飲む」ということではなく、袱紗さばきや、どれだけの時間や思いをかけて「亭主」が「客」のためにお茶を用意したのか、「客」は思いに感謝することなど、茶道の奥深さを教えていただきました。
モンゴル日本センターで実施する日本文化紹介は、やはりモンゴルの皆さんに本物に触れていただけるものをご提供したいと思っています。「抹茶」は、モンゴルでも人気ですが、「茶道」という道をほんの少し感じることのできた時間でした。また、茶道で使う日本語、日本語がもつ美しさにも改めて気づかされました。
宮脇 史歩先生、ありがとうございました。