政府の特別基金である科学技術基金の25周年を迎え、社会支援事業の一環としてAR技術のディジタル4D「Kids science」シリーズが出版された。シリーズの第1作である『動物学』が子供の日の直前に発売された。
教育のイノベーションを支援し、就学前の児童及び小学生、中学生向けに科学と認知の啓発を目的とする同書は、コンテンツ制作のスタートアップ企業Argun社の従業員たちによって作成された。
好きなスマートフォンに「4D動物」アプリケーションをダウンロードし、本に掲載されている動物にカメラを向ければ3次元画像が映し出され、動物たちがそばにいるように映る。その他に動物の生きる環境、子供、餌、特徴などの興味深い情報を提供し、子供たちを仮想現実の素晴らしい世界を旅させる。この本により子供たちに科学への興味関心を向けさせることで、将来の発展に貢献することを目指したという。
本書の出版記念式典には科学文化技術省・初等中等教育課長T.ニャム・オチル氏、子供の図書館館長D.オユンビレグ氏、子供の本の著者O.ソンドゥイ氏、科学技術基金代表D.エンフジャルガル氏、スタートアップ企業Argun社の社長N.ビャンバゲレル氏、音楽舞踊学校の生徒及び障害のある子供たちの代表が参加した。
科学技術基金代表D.エンフジャルガル氏は、「情報技術に基づくデジタルベースの4D「Kids science」シリーズ第1作『動物学』が出版された。人間は動物である。自然環境の性質を知りたがっている。私たちはシリーズの最初の本として、2歳~12歳の子供向けにモンゴルで初めてIT技術を駆使した本を出版した。シリーズの次回以降の本として、モンゴルの習慣やモンゴル語をテーマにした4D本の出版を予定している。本書の目的は幼少時から子供たちの科学に対する関心を高め、科学教育を普及させることである」と述べた。
出展:http://news.gogo.mn/r/226367