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「オンラインホームビジット」が実施されました!
2021-09-16

 モンゴル日本センターは設立以来、モンゴルと日本両国の友好関係を深めるさまざまな事業やイベント等を積極的に実施してきました。昨年から新型コロナウイルスの影響により日本文化紹介事業が対面では実施できなくなっており、事業規模を縮小せざるを得ない状況ですが、私たちは出来る限りオンラインで活動を続けています。そのうちの1つ、821日に国際交流基金関西国際センター(KC)と当センターが協働で初めて実施した、「オンラインホームビジット」についてご報告します。

 今回のイベントは、ZOOM(ズーム)を使って行われました。日本から「ホストファミリー」として6家族が参加されました。そしてモンゴルからは日本語を勉強している高校生、大学生、会社員、主婦の方などさまざまな立場・年代の方が13名参加され、この13名が6つのグループに分かれ(1グループ2名~3名)、それぞれのご家庭をZOOMの画面を通してオンライン訪問しました。

 日本のホストファミリーの皆さんは着物を着ておられたり、緑茶とお菓子などをオンラインで紹介してくださったりと温かく迎えてくださいました。趣味の話や家族の紹介から、カメラを持って家の中を歩いて紹介してくださったりしました。またモンゴルの参加者の皆さんもカメラを持って自分の家を見せて回ったり、乳製品やモンゴルのミルクティーの説明や作り方を紹介したりするなど、とても盛り上がりました。

 

 参加者は首都のウランバートル市だけではなく、モンゴル国の地方都市であるブルガン県とダルハン県からも2人の参加者がいたのですが、「これぞモンゴル!」というモンゴルの伝統遊牧民の生活を日本の方々にお見せできたことは、日本の参加者の皆さんにとって、とても興味深く、印象的だったようです。

 今回のイベントは、現代の日本人のライフスタイルを知ったり、日本語を通じてモンゴルの文化や日本文化について話したりして、モンゴルからの参加者たちの日本語会話能力やコミュニケーション能力の向上に役立つことを目標に実施しました。万が一、トラブルが発生した時に備え、KCと当センターの職員は1グループ(1家族)に1人ずつ「観察者(黒子)」として参加しており、参加者の皆さんが、日本語を通じて両国の文化を楽しく紹介するために歌ったり、踊ったり、楽器を弾いたりして交流していたことを横から見ていましたが、私たちも日本の皆さんのホスピタリティやモンゴルの参加者の皆さんが緊張しつつも頑張って日本語でコミュニケーションをとろうとしている姿を見て感動していました。

 

 今回、参加されたモンゴルと日本両国の皆さんは、非常に楽しかったと満足していただいた様子で、「もしまた行われるならぜひ参加したい」という声が多かったイベントでした。ご協力いただきました日本のホストファミリーの皆さま、参加してくださったモンゴルの日本語学習者の皆さま、そしてKCの皆さま、ありがとうございました。