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第13回 日本語教育シンポジウムを開催しました
2020-11-02

  20201024日(土曜日)モンゴル日本センターの多目的室にて、「第13 日本語教育シンポジウム『通訳・翻訳の実践と日本語教育への提言』」が行われました。今年は新型コロナウイルスの影響で、来場者数を制限しての開催となりました。

  まず開会の挨拶として、モンゴル日本語教師会のバトジャルガル会長、主催者挨拶として国際交流基金の三本智哉 日本語専門家より挨拶がありました。その後、ご来賓の挨拶として、在モンゴル日本国大使館より林 伸一郎公使参事官からお言葉を頂戴しました。

  続いて基調講演として、会議・放送通訳者としてご活躍の新崎 隆子さんに「日本語教育における通訳・翻訳の視点」と題してお話いただきました。「“通訳は言葉の変換ではなく、意味の変換”である」、「(モンゴルの)皆さんが日本語を習得された際の努力やご苦労は、今、日本語を教えておられる際に、活かされていると思います」といったことをお話いただきました。

  基調講演の後は、「通訳」と「翻訳」の分科会に分かれ、それぞれ発表者の方に実践報告をしていただきました。

  今回、基調講演をお願いした新崎さんには、ご講演部分は録画をご用意いただき会場の参加者の皆さんと一緒に視聴され、質疑応答にはオンライン・Liveで日本からご対応いただきました。オンラインでも、新崎さんの知識とご経験に基づかれたメッセージは力強く、モンゴルのシンポジウム参加者の皆さんに届いたのではないかと思います。

  また、実践報告をしてくださった皆さんも、それぞれの分野・業界において、これまで蓄積された翻訳・通訳のテクニックやノウハウ、課題や問題点などをご発表いただき、会場にお越しいただいた参加者の皆さんも共感されている様子でした。

  今回の日本語教育シンポジウムは日本とドイツをつなぎ、初めてのオフライン、オンライン同時の実施ということもあり、多々、不手際があったことをお詫び申し上げます。

今回のオンライン開催は、モンゴル国立大学法学部内 名古屋大学日本法教育センター様のご協力があって実現しました。実行委員一同、この場をお借りしまして御礼申し上げます。

主催:モンゴル日本語教師会

共催:モンゴル・日本人材開発センター、独立行政法人国際交流基金

後援:在モンゴル日本国大使館