МЭДЭЭЛЭЛ
労働市場回復のかすかな兆しが
2016-08-02
中期的に見れば、モンゴルの労働市場は回復していない。全国的に雇用が前年同期比連続の減少となり、今年度が始まってから失業率が急速に上昇した。産業とサービス以外の分野において雇用が悪化する一方であるが、今年度第2四半期においてサービス分野における雇用が少し復調し、それに従って労働市場に回復の兆しが見えている。これは第2四半期から観光業と建設業の一部のプロジェクトが活発化し、金鉱山の開発が促進されていることに関連している。
今年度第1四半期に失業率は前年同期比4.2%増の11.6%となっている。失業率が第2四半期も連続で 低下しており、2010年第1四半期以来、過去最低を記録している。失業者の60.6%を15~34才の若者が占めている。モンゴルは若者人口比率が高い国であるだけに、若者の雇用促進が貧困対策としてもますます重要な課題となっている。公共職業安定所に新規登録された求職者は増加傾向にある。実際上の購買力に換算した実質賃金指数は下落しているが、労働生産性は上がっている。現在、モンゴルの経済の41%をサービス分野が占めており、この1年で同分野は1.4%成長している。
出典:「Zasgiin gazariin medee」2016年7月26日 162号(440)
文責:総務課