ビジネスコース
「組織業績管理」専門コース実施
2014-06-16

<研修の背景>

組織業績管理は企業経営に必要不可欠な経営ツールであり、モンゴル日本センターでは、過去6年間組織業績管理研修を専門コースとして実施し、約150名の企業経営者や幹部、コンサルタントが参加している。その結果モンゴル企業においても、広く普及しつつある。

 

<研修の目的>

組織業績管理のコンセプトは、企業業績と生産性の継続的向上を目的として、組織業績管理のPDCAサイクルを効果的に運用するシステムや制度を企業内に構築する事である。モンゴル日本センターでの組織業績管理研修の目的は、モンゴルでの事例紹介も活用し、研修参加者が自社において組織業績管理・開発のシステム構築と運用を指導できる能力とスキルを習得する機会を提供する事にある。

 

<今年度の特徴>

今年度は従来の組織業績管理研修に加え、最近のモンゴルの経済状況を勘案し、組織業績開発に関する2つの研修テーマを追加した。今年度は、26名の参加者に対して、以下の3つの研修テーマについて双方向・参加型の研修を実施した。

 (1)BSCの視点から、企業における組織業績管理のPDCAサイクルのシステム構築と運用(従来からの研修内容)

 (2)組織業績管理の要であるKPI管理に関連したリスク・ファクター(KRI: Key Risk Indicator:主要リスク指標)管理:最近注目されているテーマ(新規の研修内容)

 (3)BPR (ビジネス・プロセス再設計)とECRSによる業務/タスク・プロセス改善:企業業績や生産性を向上させる具体的取組 (新規の研修内容)

 

<研修シラバス>

日時

内容

第1日

6月11日

●KPI(Key Performance Indicator:主要業績指標) ベースの組織業績管理におけるPDCA(Plan:計画、Do: 実行、Check:評価、Action:フィードバック)サイクルに関するフレームワークの理解

 ●KPIベースの組織業績管理における代表的ツールである BSC(Balanced ScoreCard)のコンセプトと応用をグループ演習と発表を活用し習得。

●モンゴルの事例紹介:ヌーデルチン・グループ                   

第2日

6月12日

●短期経営目標、戦略・KPIにリンクした短期 BSCと、中長期目標・戦略・KPIにリンクした中長期BSCを、組織内で展開する手法をグループ演習と発表により習得。

 ●組織業績管理の分野でも最近注目されている、KRI(Key Risk Indicator :主要リスク指標)を活用したリスク・ファクタの導入方法についてグループ演習と発表を活用し習得。

●モンゴルの事例紹介:オチルウンドラ・グループ

第3日

6月13日

●組織業績向上を実現する為の主要ツールであるビジネス・プロセス再設計(BPR:Business Process Redesign)と、ECRSをベースにした業務プロセス改善についてグループ演習と発表を活用し習得。